わたしのはじめてがこれでいいんだろうか
本当に後悔しない?
見て怒らない?
オッケー、じゃあいこう。
本日のお品書き。
こちらになります。
間違えた。
こちらです。
というわけで、
薄い本をレビューしちゃおうぜのコーナーです。
ブログ凍結の危険性と戦いながら頑張ります。
てことで上記画像にもあった通り、今回レビューする本は
「かすみ SP 〜Seihuku Play〜」
元ネタ:格闘ゲームよろず(?)
作者 :TERUTERU さん
あらすじ:
夏のビーチに来たか◯みとハ◯テ。
開放的な雰囲気にあてられたのか。積極的になるか◯みに対して、ハ◯テは次元の壁を超え自分の変態的な欲望の実現を試みる。照れながらも甲斐甲斐しく応えようとするか◯み。その瞬間は紛れもなく2人の世界だった。
だかしかし、そこに近づく人影。向こうからやってきたのはあ◯ねとヒ◯ミ。
マズい。とっさに岩場の陰へ隠れた2人。そこで突如ハ◯テから課せられた"忍"の試練にか◯みは……
です!
なんだか見知ったキャラクターの様な女性が表紙を飾っておりますが、元ネタは格闘ゲームよろずです。イイネ?
ではお品書きの良い点、残念だった点を細かく分析していきまーしょう!
まずは同人界隈として厚めの全29P!
と、書いた後に気づいたんです。これ表表紙もページ数に入ってるわ。なので実質25Pだ。釣られクマ。
それでも漫画20P+イラスト5Pというボリューム感。なかなかない元ネタとあって、渇望していた方にはまさに天の恵みだったのではないでしょうか。
漫画のストーリーとしてはか◯みとハ◯テの純愛もの。かわいそうな話に拒否反応を起こすタイプの方も安心。途中あ◯ねとヒ◯ミも登場、ドタバタラブコメディ感まで。贅沢ですね。
絵は作者さんがここを見せたい!ここを主張したい!と感じられるような大写しが多数。まさに好きな人が作った同人といった印象まで覚えました。
ケレン味がない絵柄とコマの中に所々作者さんのツッコミがあるのも相まって、まるで昔の少年マンガを読んでいるようなノスタルジーを覚えました。素晴らしい。
以上、ポジティブな面でした。
ここから闇。タバコ吸い始めるくらい闇。
なお、あらすじもタバコ吸いながら書きました。
えっとね。
想いが重いねん。
書きたいことは伝わるし、それを本という形にしたこと。素晴らしい。間違いなく素晴らしい。
ただな、詰め込みすぎやねん。
正直見てて目が滑る。こういう漫画形式なら序破急でも起承転結でも起転結結でもええ。なんかしの盛り上がりだったり、オチだったりがほしい。
ただ、キャラ2人投入してシチュエーションを変えたことは良かった。
それでもストーリーとして見れば結結結結。抜きゲーか。
あと書きたい事全部書きましたが出来るのは同人の良さやけど、本にするなら最低限見られるってことは分かっとこ。な。
吹き出し内の文字だけ解像度が低い。
前書きの文字が後ろの絵と被って読めない。
吹き出しの切り貼りが甘くてトーンズレてる。
せっかく集中したいのに、そういうところで意識を別に割かれるのは勿体ないと思うわ。
メタ要素もそう。メタはゲームを知っている人にとっては凄く面白い要素になる可能性があるのに、あまりに突然すぎる。コントローラー持ってるコマあるけど、これ誰が持ってんねん。せめてニヤニヤした笑みを浮かべて「これ何かわかるか?」「……?」「しゃーない、教えたるわ。お前でな」みたいな導入してたらええのに。
なんというか全体的に説明不足。
で、結論。
見辛い。以上。
さて、ネガとポジを入り乱れて書いてみたレビューでしたが如何でしたでしょうか。
本当に最後。この作品は買うべきかどうかを私なりに考えてみました。
近年色々な事情で出せなかったジャンルに突如降りてきた蜘蛛の糸。
これを掴むか掴まないかはあなた次第です。
以上、はじめてのれびゅーでした。